2007年12月19日

愛について

“愛”は人生の要点(人生の決めて)になるでしょうか?考えてみましょう。

“愛”は人生でもっとも大切なものの一つであるといえましょう。
どんなに立派なことを言っても、その根底に愛がなければ伝わりませんね。
ところで愛というのはどういうものかお分かりですか?

生き物は生き延びるために危険か安全かを見極める必要がありますね。
好き嫌いという感情の原点は、この危険か安全か?、怖いか怖くないか?ということと
関係するのです。
危険か安全か、怖いか・恐くないか、好きか嫌いかも脳の扁桃体で判断します。
愛情も、好き嫌いと関係することはもうお分かりになれましたか。
先に述べたように、愛の原点は生命が絶滅しないで永遠に引き継ぎ生き延び
繁栄し続けるための戦略であり、そのための機能(欲求・感状)の増進でしたね。
生命は、危険防止・安全確保・食餌・生殖には単独で生きるより、関わり群れるほうが有利なので、
身体的な進化と共に愛という関わり合う進化を遂げてきたのです。
ですから、よく愛し合えるというのは、より良く生きられるということを意味します。

ではここで愛の経過を見てみましょう。

1:生物愛
 ①生殖の愛=生命を引き継ぎ生き延び繁栄しつづけるための結合する愛
 ➁生存の愛=自分を守り生き残るために必要な個愛
 ③群れる愛=仲間が群れることで危険を分散し結集することで力となる愛
 ④番いの愛=動物が子孫を残すために雌と雄とが結びつきつがいをつくる愛
 ⑤育てる愛=誕生した子供に食べ物を与えたり危険から守り育てる愛

2:人間愛
 ①自我の愛=自分を引き立たせ自分を押し出し自己実現への愛
 ②仲間の愛=何かの縁で集った人間の間で、仲間だと認識しあえる愛
 ③男女の愛=思春期(性への目覚め)から異性と触れ合い交わり合いたい愛
 ④夫婦の愛=男女が家庭を築き協力しあっていく
 ⑤家族の愛=親子や兄弟・姉妹などの間に交わされる愛

3:人類愛
 ①友情の愛=利害に関係なく互いを尊敬し信頼し良い関係を持ちたい愛
 ②隣人の愛=イエスが説いた愛で、隣人への愛
 ③慈悲の愛=釈迦が説いた愛で、喜楽を与える慈と苦悲を癒す悲とをもたらす愛
 ④大我の愛=成道が説いた愛で、自分も大切に人も大切にする愛

さあ、愛が人生の要点(決め手)になるか否かお分かりになりましたか。
つぎはこの後で・・・。



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Posted by なごやかライフ at 10:59│Comments(0)なごやかライフ
 
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